こんなお悩みはありませんか?

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口を開けるとカクッと音がする

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朝起きると顎がだるい・疲れている

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口を開けると痛い

こうした症状は、顎関節症(がくかんせつしょう)の可能性があります。
顎関節症は放っておくと痛みが慢性化し、口が開かなくなったり、肩こり・頭痛・歯の破折などにつながることもあります。

当院では、レーザー・投薬・マウスピース(スプリント)・ストレッチなどを組み合わせ、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療を行っています。

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顎関節症とは

顎関節症は、顎の関節(耳の前あたり)やその周囲の筋肉に負担がかかることで生じる障害です。
近年は歯ぎしりや食いしばり、ストレスによる発症が男女問わず増えています。

  • 頭痛・肩こり・耳鳴りを感じる
  • 口を開けるとカクッ・ゴリゴリと音がする
  • 顎が痛い、重い、だるい
  • 口が開かない(開口障害)
  • 朝起きたときに顎や頬がこわばる
顎関節症

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顎関節症の原因

顎関節症はひとつの原因ではなく、複数の要因が重なって起こる病気です。

  • 食いしばり・歯ぎしり
  • 噛み合わせの不調
  • 姿勢の悪さ
  • ストレス
  • 外傷・過開口

特に近年は、強い食いしばりによって歯に亀裂(破折)が入るケースも増えています。
顎関節症の治療は、歯や顎を守るための予防治療でもあります。

マウスピース(ナイトガード)

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当院の顎関節症治療

当院では、症状の程度・原因に合わせて次のような治療を組み合わせて行います。

  • 投薬

急性期の強い痛みに対しては、炎症を抑える薬や筋肉をゆるめる薬を短期間使用します。

  • レーザー治療

ダイオードレーザーを用い、痛みや炎症をやわらげ、筋肉の緊張を緩和します。
痛みをほとんど感じず、治療後すぐに会話や食事が可能です。

  • マウスピース(スプリント)

マウスピースを装着することで、食いしばり・歯ぎしりから顎関節と歯を保護します。
歯の破折や咬耗を防ぐ効果もあります。

  • ストレッチ・セルフケア指導

顎や首まわりの筋肉を柔らかく保つことで、再発を防ぎます。
姿勢の改善や日常的なクセの見直しも大切です。

治療の流れ

顎関節症は、症状や原因が人によって異なるため、当院では「原因の見極め」と「患者様ごとの最適な治療計画」を大切にしています。
以下のような流れで、丁寧に診断・治療を進めてまいります。

問診・触診・開口量の測定

まずは、症状の経過や痛みの程度、生活習慣などを詳しくお伺いします。
「いつから痛みがあるか」「どの動きで音が鳴るか」「食いしばりの自覚があるか」などを丁寧に確認します。

そのうえで、実際に顎の関節や筋肉を軽く触診し、痛みの位置や筋肉の硬さ、口の開けやすさを評価します。
また、開口量(どのくらい口を開けられるか)を測定し、症状を把握します。

STEP
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レントゲン撮影

次に、顎関節の骨や関節円板の位置、噛み合わせの状態を確認するため、必要に応じてレントゲン(X線)やCT撮影を行います。

これにより、

  • 関節の変形や炎症の有無
  • 関節の動きの左右差
  • 噛み合わせバランスの乱れ

などを立体的に把握できます。
※撮影は短時間で終わり、痛みはありません。
精密な画像診断によって、より正確な治療方針を立てることができます。

STEP
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原因の特定・治療方針の説明

検査結果をもとに、顎関節症の原因を特定し、わかりやすくご説明します。
食いしばり・噛み合わせ・姿勢・ストレスなど、どの要素が関係しているかを一緒に確認します。

患者様ご自身が納得したうえで治療を進められるよう、事前に

  • 症状の改善を目指す治療方針
  • 治療にかかる期間や費用
  • ご自宅でのケア方法

などを丁寧にご説明します。

STEP
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レーザー治療・マウスピース製作・ストレッチ指導など実施

治療は、患者様の症状に合わせて行います。

  • レーザー治療
    炎症や筋肉の緊張をやわらげ、痛みを軽減します。痛みはほとんどなく、照射中は「ほのかに温かく感じる程度」です。
  • マウスピース(スプリント)製作
    就寝時の食いしばりや歯ぎしりを防ぎ、顎関節や歯への負担を軽減します。ご使用中はフィット感を確認しながら定期的に微調整を行い、快適に使用できるようサポートします。
  • ストレッチ・セルフケア指導
    顎周囲の筋肉を柔軟に保つためのストレッチや、正しい姿勢・生活習慣のアドバイスを行います。

これらを組み合わせることで、根本的な改善と再発防止を目指します。

STEP
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経過観察と再評価

治療後も、一定期間ごとに経過観察と再評価を行います。
痛みの軽減や開口量の変化、噛み合わせの安定などを確認し、必要に応じて治療内容を調整します。

また、症状が落ち着いた後も、再発防止のためのセルフケアや生活習慣の見直しを継続的にサポートします。

顎関節症は「治して終わり」ではなく、メンテナンスと予防が重要です。
安心して日常生活を送っていただけるよう、長期的にフォローいたします。

STEP
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早めの受診をおすすめします

「少し気になるけれど、もう少し様子を見ようかな…」
そう感じている方も多いと思います。

しかし、顎関節症は早い段階でのケアがとても大切です。
痛みや違和感が軽いうちに対処することで、治療が短期間で済み、再発を防ぐことにもつながります。

「朝起きると顎が重い」「口を開けると音がする」――
そんな小さなサインがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

よくある質問

顎関節症は歯医者で診てもらえますか?

はい。当院では開口状態や噛み合わせ、筋肉・関節の状態を総合的に診断します。

マウスピースは保険で作れますか?

顎関節症の診断に基づく場合、保険適用で作製可能です。

顎の疲れは放っておいても治りますか?か?

軽度であれば自然に回復することもありますが、再発しやすいため、早めの対応をおすすめします。

レーザー治療は痛くありませんか?

ご安心ください。
当院で使用するダイオードレーザーは痛みを伴うものではありません
照射中は「ほのかに温かく感じる」程度で、むしろリラックスされる方も多いです。
炎症や筋肉のこわばりをやわらげ、顎の痛みを軽減する安全な治療法です。

顎が疲れる原因は何ですか?

意外に多いのが、ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)によるものです。
眠っている間や日中の集中時に、無意識のうちに顎の筋肉を緊張させてしまい、気づかないうちに顎が疲れて痛みが出ることがあります。

また、噛み合わせや歯並びのバランスが原因となる場合もあります。
症状が続くようであれば、早めに歯科医院でご相談ください。

マウスピース(スプリント)にすぐに慣れますか?

スプリントは、患者様のお口の状態に合わせて、フィット感を確認しながら修正・微調整を行います。
装着後も定期的にチェックを重ね、最適な状態に整えていきますので、安心してご使用ください。

ご予約・お問合せはお気軽にどうぞ

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